不登校専門・非行専門カウンセラーの情報ブログ | 家族療法の北大阪セラピーラボ 小川和夫

不登校専門・非行専門カウンセラーとして今年で34年。「北大阪セラピーラボ」代表として、家族療法によるカウンセリング(心理セラピー)に関係する情報提供に力を注いでいます

「いじめの認知件数」「小・中学生の不登校者数」いずれも過去最多

昨年度の学校で起きたいじめの認知件数と小中学校の不登校の児童や生徒の数がいずれも過去最多となりました。


文部科学省の調査によりますと、昨年度の全国の小・中・高校などにおけるいじめの認知件数はあわせて61万5351件で調査開始以来、最多となりました。


これは、学校などがいじめを初期段階で認知できているのも一因で、およそ8割が年度内に解消しているということです。


また、小中学校における不登校の児童・生徒の数も24万4940人と過去最多です。


学校から報告のあった自殺した児童・生徒の数は368人で、小中学生で増加傾向にあるということです。


文科省は、コロナ禍で学校生活が制限され、ストレスを抱えたり、人間関係の形成が難しい場面があるとして、いじめや不登校などの件数の増加につながった可能性があるとしています。
----------------以上、「日テレNEWS」より---------------------------


北大阪セラピーラボでも年々不登校の相談件数は増えてきており、主訴が「いじめ」というケースもそれなりにおられます。ただし、多くを語らない子どもさんの場合は、親に「いじめられている」ということを言えず、結果として不登校になり、当ラボには「不登校の相談」ということでカウンセリング(セラピー)に来られます。


実際、親御さんが来所され、子どもの口数を増やす対応のコツを説明し、その成果が現れはじめると徐々に「いじめ」の実態がわかるようになってきます。


場合によっては担任の先生にも協力を求める場合もあります。本人(子)の了解が得られれば公に相談し、了解が得られない場合でも、親御さんの方からさりげなく伝えるという方法をとる場合もあります。もちろんカウンセラー(セラピスト)が無断で動くことはありません。


子どもが親に「いじめ」を打ち明けにくい理由は様々ですが、代表的なものは「親に心配をかけたくない」「自分の弱さを責められそう」「打ち明けるとすぐに学校に言いに行きそうなので、それはやめてほしい」などです。こられはほとんどの子に共通していることですし、親の対応次第でいくらでも改善・解決可能です。


北大阪セラピーラボ
所長 小川和夫
ktlabo.2018@gmail.com
072-623-2018

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