不登校専門・非行専門カウンセラーの情報ブログ | 家族療法の北大阪セラピーラボ 小川和夫

不登校専門・非行専門カウンセラーとして今年で34年。「北大阪セラピーラボ」代表として、家族療法によるカウンセリング(心理セラピー)に関係する情報提供に力を注いでいます

不登校・文部科学省のデータに基づく不登校の人数あれこれ


文部科学省の「平成28年度文部科学白書」(平成27年度)より、不登校に関するいろいろな人数を調べてみました。


【不登校児童生徒数】
小学校  27583人
中学校  98403人
高等学校 49563人  合計 約175554人
         (出典)文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」


※ここ3年ぐらい、小学生と中学生の不登校の人数は増えているようです。
 平成3年頃は小中学校を合わせた不登校は今の半分ぐらいの人数だったようです。
 尚、平成3年から平成13年にかけて、小中学校の不登校の人数は年々増え続け、倍増しているようです。



【高等学校おける中途退学者数及び中途退学率の推移】
中途退学者数・・一番多かったのが、平成2年度の123529人。それが平成27年度には49263人とずいぶんと減っている印象があります。
         (出典)文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」



【いじめの認知(発生)件数の推移】
小学校    151692人
中学校      59502人
高等学校     12664人
特別支援学校  1274人  計 225132人で最多 (いずれも平成27年度)


・昭和60年度からデータが掲載されており、平成17年度まではいじめの「発生件数」、平成18年度からは「認知件数」と改まっています。
・平成6年度からは、それまでの「小学校・中学校・高等学校」に、「特別支援学校」の人数も加算されています。
・平成27年度は225132人と、過去最多の人数になっているようです。
         (出典)文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」


国としても「スクールカウンセラー(SC)」や「スクールソーシャルワーカー(SSW)」等の配置の拡充や、「教育支援センター」の設置促進や「フリースクール」など民間団体との連携などを図っているようですが、今のところ、目立った人数減少には表れていないようです。


不登校・非行専門のカウンセリング 北大阪セラピーラボ  小川和夫



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